ALL 岩槻です。
今年もあっという間に過ぎて、もう少しで12月になりますね。
今回は、休日を利用して久々に神戸に行ってきました。
目的地は10月4日に新規オープンした”竹中大工道具館”。
新神戸駅のすぐ東側にある建物で、ここは竹中工務店の発祥の地でもあるようです。
詳しくはこちらから。
http://www.dougukan.jp/
http://www.mecenat.or.jp/ja/events/post/takenaka_20140929/
ちょうど神戸マラソンの日だったので、空いているかなと思ったのですが、けっこう混んでて駐車場で
20分程度待ちました。(駐車場は6台程度しかありません。)
車を停めて数奇屋造りの門をくぐると、綺麗な庭園が見えるアプローチ越しに建物があります。
平屋で一文字瓦葺きのモダンな外観。実際の建物は地上1階、地下2階建。
来場者には建築業界っぽい人や、カメラやノートを持った建築系の学生さんも目立ちます。
内部は貴重な大工道具の数々と、木材の特性や木造の木組み、大工さんの知恵などが多く展示してあります。
我々、ALLの住宅も多くが木造で、国産材やこれらの伝統工法に基づいた在来工法で建てられていますので、改めて
勉強になります。
多くの展示物の中でも印象的だったのが、奈良法隆寺で「最後の宮大工」と言われた西岡 常一氏が実際使用した
道具や図面です。(西岡 常一氏は建築業界では超有名で伝説の人です。)
その中でも、薬師寺五重塔の再建時に自ら書かれた図面(伏図といって建物を上から見て、材料の構成を示したもの。)
は、手描きなのに今では一般的なパソコンで作製するCAD図面のような仕上がりで見事でした。また、愛弟子に毛筆で書かれた
手紙もものすごく達筆で素晴らしかったです。(達筆すぎて原文はほとんど読めませんでした。)
あと、地下2階にはスケルトン(骨組状態)のお茶室や、丸太の木組み模型などがあったり、実際に木工ができるコーナーもある
ので、小さなお子様も楽しめそうです。
機会があればぜひ行ってみて下さい。大工さんやこれから家づくりをされる方にもお勧めです。
帰りは、お決まりの中華街で肉まんと餃子をGETして帰りました。でもそのあと高速道路が渋滞・・・・・・・。
ALL 岩槻