現在 京都市東山区にて長屋の改修を行っていますが、
本日はその現場確認に行ってきました。
改修前はこのような状況でした。
人が当分住んでいなかったので、かなりぼろぼろで、
2Fに登ると、床がギシギシでひどい状況でした。
両隣の壁とくっついているので細心の注意を払い仕事をしなければなりません。
現在はこんな状況です。
大工さんがヒノキの構造材に墨で印をつけて、刻んでいます。
今は工業製品化されている住宅が多い為、なかなかこのような光景を
見る機会がなくなったと、近所の皆さんが仰っていました。
この現場に入ってくれている藤原棟梁は、
墨付けをするため持っているへらは、藤原棟梁のお手製グッズ。
「金物屋で100円で買えたとしても、道具は全て自分で造るんや。」
心意気が建物を造っていくのだと感じました。