さていきなりですが
前回自動ドアの取付で終わっていた
京都市南区 病院改修工事『病棟』工事状況の続きです。
ピッカピッカの~♪ LGS!♪
・・・が施工された後は大工さんにて建具枠の取付にかかります。
外部もお化粧直しが始まりました。
う~ん。建具枠や塗装等だんだんと仕上がりが見えてきましたね!
ん?
左官職人さんが壁にモルタルを塗っています。
ここはどこでしょう・・・?
あっ!!!
チューボーですよっ!!
元チューボー
元チューボー
元チューです。
元チューは今度医局として生まれ変わりますが既存の元チューの壁は
100角タイル(10cm×10cmの大きさのタイルの事)で仕上られていたので一度これらを剥がします。
そして剥がし終わった後は既存の元チュー(しつこい様ですがただ言いたいだけです)の壁が
ガッタガタになってしまっているのでモルタルにて壁を平滑にする作業が必要になるんですね。
5階からは既に壁のボード貼りが始まっています。
その頃地下ではLGSの施工が始まりました。
そうなんです。
もうお気づきかと思いますが
実は地上5階(6階は機械室のみ)から地下1階まで各工種が
順番に下がっていっているんですね。
なので5階が常に完成に近い状況となり地下1階が一番最後になるのです。
え?
全ての階にいっぺんに職人を入れた方がはやい?
なるほど確かに
そのほうが一変に進んで早い気がしますね。
ですが職人さんだけでは仕事ができません。
もちろん材料も必要となります。
材料の段取り→職人さんの準備→施工→材料の段取り→職人さんの準備→施工
・・・とグルグル回して行く方が円滑に進んでいきます。
一足先に5階はエアコンの吊り込みが行なわれ、
手術室は入り口の枠が取付られ、
1階CT-X線室では外来診察棟と同じくシールド工事が始まりました。
外来診察棟では銅箔でのシールド工事でしたが
病棟のシールド工事は放射線の医療器具が外来診察棟と
異なるため厚さが2ミリ程の銅を使用します。
2ミリ というと
『たったそれだけ?』
と思われるかもしれませんが実際手に取るととても厚いのです。
床や枠周りは銅板を先行してからの工事となりますが壁は
鉛ボードと呼ばれる板材を張っていきます。
鉛ボードを張った様子。
内側はクロスや塗装が行なえるように石膏ボードと同じ仕様なんですよ。
裏から見るとこのように銀色の鉛板が見えます。
4,5階では既にスイッチやコンセント、天井ダウンライト等の開口も完了し
いよいよ壁の仕上げ工事に入っていきます。
こちらは本館棟の屋上防水の工事途中の様子です。
『防水工事』
その工法は様々です。
木造住宅のバルコニー等ではFRP(Fiber Reinforced Plastics 繊維強化プラスチック)工法が
一般的ですが改修工事や既存躯体の状況(RC造や鉄骨造等)によりそれぞれ適切な工法の選定が必要となります。
今回の改修工事でも既存状況を確認し、適材適所の工法で対応させて頂きました。
写真は『リベットルーフ』と呼ばれる特殊シートによる防水施工の様子です。
外部の化粧直しが完了しいよいよ足場の解体!!!
外観のお披露目です。
外部シートで囲われて少し暗かった室内も日が差し込むようになりました。
内部は開口部の養生が行なわれ仕上げ工事の準備に入りました。
クロスパテを塗って
手術室も順調に工事が進められています。
少しずつクロスも仕上られていきます。
1階の受付に使用される造作材。
皆さんどのように使われると思いますか~?
ムフフ♪
・・・すみません。気持ち悪いですね
さてさて内装が終わると器具の取付開始です。
あらかじめ図面で取付位置を検討し配線しているのですが
細かい取付位置は実際に器具を使用して最終確認です。
手術室もボードを貼り終え、仕上げ材の施工を行なっています。
1階受付はいよいよ家具搬入です!
あ、
さっきの木格子です!!
なるほど~ 天井の化粧材だったんですね。
ポコポコと空いている四角い穴にはダウンライトが入りそうですよ。
完成が楽しみです。
タモで製作された建具も搬入され
床仕上げ、機器取付とされていよいよ完成が近づいてきました!!!
という事で次回はついに完成写真で~す!
伊勢